歯科コラム

Column

ホワイトニングについて

2025.09.19

こんにちは。芦屋まにわ歯科です。
今回はホワイトニングです。
ホワイトニングは大きく分けて2種類あります。
①オフィスホワイトニング
②ホームホワイトニング
この2つの違いや特徴、メリット・デメリットについてお話しします。

①オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことで専門的な機器と薬剤を使用して歯を白くする方法です。

1. 施術の流れ
・カウンセリング
  まず、歯科医師・歯科衛生士によるカウンセリングを行い患者さんの歯の状態やどこまで白くしたいか希望を確認します。
・歯のクリーニング
 ホワイトニングを行う前に、歯の表面の汚れや歯垢を取り除きます。これにより、ホワイトニング効果がより高まります。
・ホワイトニング薬剤の塗布
 専用のホワイトニング薬剤(過酸化水素など)を歯の表面に塗ります。薬剤が歯の内部に浸透して、色素を分解する働きがあります。
・光照射
 ホワイトニング剤を歯に塗布した後、専用の光(レーザーやLED)を照射します。この光は薬剤の効果を高め、より短時間で効果を引き出します。
・薬剤の除去と仕上げ
 一定の時間が経過した後、薬剤を除去し、歯を仕上げます。通常、1回の施術で数段階のホワイトニングの効果が現れます。

2. 施術時間と回数
 
・オフィスホワイトニングは1回の施術で大体60分から90分程度かかります。効果を実感するためには、通常1回の施術で十分ですが、より白くしたい場合や色が戻りやすい場合は、追加の施術が勧められることもあります。

・一度の施術で効果が出る場合も多いですが、必要に応じて2回目、3回目の施術を行うこともあります。

3. 効果と持続性
・即効性: オフィスホワイトニングの最大の特徴は、施術後すぐに目に見える効果が得られることです。家庭用ホワイトニングと比べて、歯を白くするスピードが速いです。

・効果の持続期間: 持続期間は個人差がありますが、通常数ヶ月から半年程度です。生活習慣や飲食物によって効果の持続時間は異なります。コーヒーやワイン、タバコなど色素の強いものを摂取すると、効果が短くなることがあります。

4. メリット

・短期間で結果が出る: オフィスホワイトニングは即効性があり、短期間で目に見える結果が得られます。

・専門家による施術: 専門的な施術を行うことで安全かつ効果的にホワイトニングができます。

・痛みが少ない: 適切な方法で施術されるため、痛みを感じることが少なく、快適に受けられることが多いです。

5. デメリット

・効果が一時的: ホワイトニング効果は永続的ではなく、再度施術が必要になる場合があります。

・歯の状態による効果の違い: 歯の状態や元々の色によって、ホワイトニングの効果が異なるため、全員が同じように白くなるわけではありません。

6. 注意点
・知覚過敏: 一時的に歯が敏感になることがあります。施術後数日間、冷たいものや熱いものがしみることがあるかもしれません。

・適切なアフターケア: ホワイトニング後は、色が戻りやすいので、タバコや色素の強い飲食物(コーヒー、赤ワインなど)の摂取を控えると良いです。

オフィスホワイトニングは、即効性を求める方や、専門的なサポートのもとで安全に行いたい方に向いています。自宅でのホワイトニングが時間をかけて効果を出していくのに対して、オフィスホワイトニングはその場で変化を感じやすいのが魅力です。

②ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で行う歯のホワイトニングの方法です。
自分のペースでホワイトニングを進めることができます。

1. 施術方法
ホームホワイトニングでは、歯科医院で作成した専用のマウスピースとホワイトニング剤を使って行います。

・歯科医院での準備
まず、歯科医院で歯型を取り、個別にフィットするマウスピースを作成します。歯型を取る際は少し時間がかかりますが、その後は自分で簡単に使用できるようになります。
・ホワイトニング剤の塗布
ご自身で専用のホワイトニングジェルをマウスピースに塗布します。このジェルには、過酸化水素などのホワイトニング成分が含まれており、歯の表面の色素を分解します。
・マウスピースを装着
ジェルを塗布したマウスピースを1日1〜2時間程度歯に装着します。
・継続的に使用
 毎日、数週間にわたって続けることで、徐々に歯が白くなります。

2. 施術時間と回数
・施術時間: ホームホワイトニングは、通常1日1〜2時間程度、毎日続けていきます。

・効果が出るまで: 通常、2〜3週間ほどで目に見える効果が現れます。ただし、歯の黄ばみの程度や個人差によって、効果の出方は異なります。

3. メリット
・自分のペースで進められる: 自宅でできるので、忙しい人でも隙間時間に進めることができます。自分のタイミングでホワイトニングを行えるので、生活スタイルに合わせやすいです。

・歯に優しい: 通常のオフィスホワイトニングと比べて、使用する薬剤の濃度が低いため、歯や歯茎に対する負担が少ないです。

4. デメリット
・効果が出るまでに時間がかかる: オフィスホワイトニングと比べると、効果が現れるまでに時間がかかります。即効性を求める方には不向きかもしれません。

・知覚過敏のリスク: 一部の人では、ホワイトニング後に歯がしみる(知覚過敏)ことがあります。これは一時的なものですが、敏感な方は注意が必要です。

・継続的に行う必要がある: 効果を維持するためには、毎日のケアを続ける必要があります。手を抜いてしまうと、効果が薄れてしまう可能性があります。

5. 効果と持続性

・効果の持続性: ホームホワイトニングの効果は、オフィスホワイトニングよりも持続時間が長いことが多いです。ホワイトニング後も、生活習慣や飲食物に気をつけることで、白さを長持ちさせることができます。

・維持するためのケア: 一度ホワイトニングを終えた後も、メンテナンスとして月に1〜2回、マウスピースを使って少しだけホワイトニング剤を塗る「リタッチ」をする人もいます。

6. 注意点

・歯科医院での指導を受ける: ホームホワイトニングは、自宅で行うものの、初めて行う場合は歯科医院での指導を受けることが大切です。マウスピースの使い方やホワイトニング剤の量を間違えないようにしましょう。

・適切なアフターケア: ホワイトニング後は、タバコやコーヒー、ワインなど、色がつきやすいものを控えると効果が持続しやすいです。

7. おすすめの人
・時間に余裕がある人: ホームホワイトニングは、即効性はありませんが、時間をかけて確実に効果が出ます。自分のペースで進めたい人に向いています。

・歯に優しい方法を選びたい人: 歯に負担をかけずに、長期的にホワイトニングをしたい人には、ホームホワイトニングが適しています。

ホームホワイトニングは、自分のペースで行える歯のホワイトニング方法です。オフィスホワイトニングよりも時間がかかりますが、持続的に白い歯を保ちやすいのが特徴です。効果が現れるまで少し時間はかかりますが、適切に行えば安全で効果的に歯を白くすることができます。

※当院で取り扱っているのホワイトニング薬剤・機器はGC TioN®︎です。
ホワイトニングに興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

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