歯科コラム

Column

【症例紹介】再生療法・矯正・インプラントを組み合わせた治療

2025.08.21

こんにちは、芦屋まにわ歯科です。
今回は、再生療法・矯正・インプラントなどを組み合わせた包括的な治療を行った症例をご紹介します。

👩患者様について

• 年齢:60代
• 性別:女性
• 治療期間:約2年
• 治療費:約300万円(税込)
(※再生療法/骨造成/矯正/インプラント/セラミック補綴などを含む)

🦷主訴(ご来院のきっかけ)

🦷主訴(ご来院のきっかけ)

「歯ぐきが腫れることがある」ということでご相談に来られました。
他院で長年メンテナンスを受けておられましたが、たまに歯ぐきが腫れてしまうとのことでした。
当院で初めて診察を行った際には歯周病のコントロールがうまくできておらず、骨の吸収(痩せ)や炎症の再発が確認されました。

📋診断と治療方針

歯ぐきの状態やレントゲンの所見から「このままメンテナンスを続けても治らない状態」であることをご説明し、メンテナンスではなく治療から見直す必要があることをお伝えしました。

特に前歯部は、歯周病の影響で骨が大きく痩せており、長い差し歯が装着されていました。
このままでは審美性・機能性ともに問題があるため、骨の再生や歯ぐきの回復を行いながら矯正治療・インプラント治療を段階的に進める方針としました。

💉行った治療内容

💉行った治療内容

• 歯周外科処置(歯ぐきを開いて感染源を直接除去)
• 再生療法(骨や歯周組織の再建)
• 骨造成/軟組織造成/サイナスリフト
• マルチブラケット(ワイヤー)矯正
• 前歯部2本連続インプラント埋入
• セラミック補綴

一見すると「総合治療のひとつ」と思われるかもしれませんが、実はこの症例は非常に高難度な複合治療です。

具体的には…
• 前歯を5mm奥に動かす矯正は難しく細微な力のコントロールが必要。
• 骨造成・再生療法・サイナスリフト・軟組織造成など、すべて高難度な外科処置を実施。
• 特に前歯部に2本連続でインプラントを入れるのは、審美性・清掃性・長期安定性を維持するうえで非常に繊細な技術が求められます。

🩹リスク・副作用

・歯の移動に伴う痛みや違和感
・矯正中の清掃困難によるリスク増加
・外科処置後の腫れや痛み など

🧠治療費について

今回の治療費は約300万円と高額に感じられるかもしれません。
しかし、これは単に「インプラントを2本入れた」だけの費用ではありません。
• 歯周病の治療
• 骨・歯ぐきの再建
• 咬み合わせの矯正
• インプラント
• 最終的な補綴(被せ物)

まで長期にわたり専門的な治療を段階的に組み合わせて行う内容だからこそ、この費用となっています。

決して「高額な自由診療」ではなく、「歯を守るために本当に必要な治療」を行った結果の金額です。

🕊️まとめ

🕊️まとめ

当院では、見た目のきれいさはもちろん「歯ぐきの健康」や「長く噛める機能」までしっかり考えた治療を大切にしています。
見た目が整っていても土台となる骨や歯ぐきが不安定であれば長持ちしません。
本当に長く安心して噛めるように患者様一人ひとりに合わせた最適な治療をご提案しています。

気になる症状がある方、他院で改善されなかった方もぜひ一度ご相談ください。

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