歯科コラム

Column

歯周病は静かに進行する――
学術講演会で再確認した「予防」の重要性

2025.07.07
歯周病は静かに進行する――学術講演会で再確認した「予防」の重要性

こんにちは、芦屋まにわ歯科 院長の馬庭です。

先日、私の母校である広島大学歯学部同窓会 兵庫県支部の学術講演会に参加してまいりました。

みなさんの講演を聞く中で、改めて「歯周病」について深く考える機会となりました。
日々の診療でも多くの患者さまが悩まれているこの歯周病、実はとても怖い病気だということをご存じでしょうか?

🦷 歯周病は自覚のないまま進行する"サイレントキラー"

歯周病は、むし歯のように「痛み」が出るわけではありません。
初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、気づかないうちに少しずつ歯ぐきの炎症が進行し、やがて歯を支えている骨が溶けてしまいます。最終的には、歯が自然に抜け落ちてしまうことも…。

実際、日本人が歯を失う一番の原因はこの歯周病なのです。
「歯みがきのときに出血する」「歯ぐきが下がってきた気がする」「歯茎が腫れてる気がする」
──そんなサインがあれば歯周病の始まりかもしれません。

🗓️ 定期検診があなたの歯を守ります

歯周病を防ぐ最善の方法は、定期的な検診とクリーニングです。
一度進行してしまうと完全に元通りにするのは難しいのが歯周病。だからこそ、「早期発見」と「予防」がとても大切なのです。

・歯ぐきの状態のチェック
・歯石や細菌の除去(プロによるクリーニング)
・ご自宅でのケア方法の見直し、指導

こうした積み重ねが、歯周病の進行を食い止め、歯を健康に保つためには欠かせません。

当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて、最適な予防プログラムをご提案しています。
歯周病は、進行してからの治療よりも、進行させない「予防」の方がはるかに負担が少なく済みます。

📝 最後に

📝 最後に

今回の講演会では、たくさんの先生方と最新の知識や情報を共有することができ、非常に有意義な時間となりました。

医療は日々進化しています。
だからこそ私たち歯科医師も、常に学び、アップデートしていく必要があります。
患者さまに安心して治療を受けていただくために──これからも学び続けてまいります。

「最近歯ぐきが気になるな…」
「最後に歯医者に行ったのはいつだったかな…」

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
“痛くないから大丈夫”ではなく、
“痛くなる前にケアをする”ことが、歯を守る最大のポイントです。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

お電話 079-726-7578

Web予約

LINE予約

instagram