歯科コラム

Column

小児歯科について

2025.05.07
小児歯科について

こんにちは、芦屋まにわ歯科の馬庭陽子です。
今日は小児歯科についてお話しさせて下さい。

私は小学生と幼稚園児の子どもがおります。子どもの口・歯については学生時代より小児歯科を学んできましたし、特に困ることはないだろうと思っていました。しかし現実は全く違い、一人目の時はほとんど手探り状態でした。
まずは、生まれてすぐ母乳を吸うのがうまくいかず、寝不足の中ネットで検索する日々。。。たどり着いた母乳相談室で子どもの口をみた先生が、「舌小帯が短いね」と。その時初めて自分の子どもの口の中をじっくり見ました。そういえば習ったな。。。舌小帯といって、舌の下にある細いすじが短いと舌をしっかり伸ばして動かすことができず、哺乳や発音が難しくなることがあります。成長とともに伸びたり切れたりすることで舌が問題なく動かせるようになったり、場合によっては小学生くらいに外科的に切ってあげることもあります。
教科書で習っていても、実際に母となり、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中をじっくり見る余裕はありませんでした。歯科医学的には、哺乳の姿勢や離乳食を食べる姿勢が赤ちゃんの顎の成長に影響されると言われています。ただ、初めて子育てをしてみて、現実はまず飲んでくれることや食べてくれることがいかに大変なのかを思い知りました。

小児の口腔機能は様々な発育をしています。
嚥下と呼ばれる飲み込む機能は、生まれて哺乳している頃から成長と共に大人と同じ方法へと舌や口唇、顔の筋肉の使い方を変えて行きます。舌や口唇の力によって、顎も成長していきます。一方で、舌を上手に使えていない場合や、大きくなっても指しゃぶりがやめられない場合、お口をポカンと開けて口呼吸の癖などがあると、適切な顎の成長を促すことができません。上顎と下顎は成長期が異なり、上顎は10歳頃までに成長が終了するので、この時期までに成長を促してあげる必要があります。

このようにネットの記事や育児書のアドバイスを読んで色々と試してみるけど、なかなか指しゃぶりをやめてくれない。。。
気づいてなかったけど1歳半検診や3歳児健診、幼稚園や学校の健診で指摘されてどうしたらいいか。。。
仕上げ磨きがうまくできているか不安。。。
なかなか歯がはえてこない。。。

お子様の歯やお口のことでお悩みがあればどんなささいなことでも構いません。当院で解決方法や治療法をご提案し、お子様にあった方法を皆様と一緒に選択していきたいと考えております。
また、小さなお子様がいてなかなかご自身の歯科治療が受けられない方もお気軽にご相談下さい。

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