歯科コラム

Column

インプラント治療の選択

2025.04.07
インプラント治療の選択

こんにちは、今回芦屋で6月に開業する馬庭と言います。
今回は、インプラント治療に対して、お話しさせていただきます。

皆さんは、インプラントというものをご存知ですか?

インプラント治療とは、インプラントと呼ばれる人口歯根を骨の中に埋める処置になります。昔、ウサギの骨とチタンと呼ばれる金属が引っ付いたことから、骨の中にインプラントと呼ばれる処置が、歯がない場所(欠損)を補う処置として有効な方法であることがわかり、現代では欠損を補う処置として、有効な方法であることがわかっています。

過去私も何百本とインプラント治療をしてきました。もちろん、有効な方法である反面、その治療を選択する際には、さまざまなことを考慮しなければなりません。

インプラント本数、インプラントの配置、インプラントの位置、インプラントの角度・・・・など他にも考慮する因子は多々あります。

何が言いたいか、ということですが、インプラント治療は良い治療である反面、骨とひっつくインプラントを入れると引き戻せないため、術前にさまざまなことを決定して臨む必要があるということです。そして、一番考えなければならないのは、そもそもインプラントでしか欠損に対して、補う方法がないのか?ということ根本的な内容となります。

例えば、欠損があったとしても、親知らずがあれば矯正治療を選択し、歯を移動することによってその欠損のスペースを埋めることができるし、また親知らずなどの余分な歯を欠損部に移植することによってその欠損部を補うことが可能となります。
また、そもそも抜歯してインプラント予定な歯だったとしても、現代ではさまざまな手法を用いることにより、その歯が延命できることがわかってきています。

重要なのは、そのような治療を選択肢として、平等に患者様に情報として提示しながらその上でインプラント治療の方が他の治療を選択するよりも有効性がある、と判断された時にインプラント治療を選択するべきだと私は考えます。

時には、インプラント治療を避けるために選択した治療の方が、結果的に治療期間が伸びたり、もしくは複雑な治療になったりすることもあります。そのため、その治療期間や必要以上の外科的な介入を望まなければ、インプラント治療の方がシンプルに終わる可能性もあります。そのため、歯を残すことに固執しすぎることも、安易にインプラントを選択することもどちらかが合っててどちらかが間違っている、とわけではありません。

重要なことは、患者様がその情報を平等に受けながら最終的に納得感を持って選択することだと考えています。

芦屋まにわ歯科では、天然歯を残す選択も、インプラント治療による選択もどちらも高いレベルで行うことができますので、もし疑問があれば、相談していただけたらと思います。

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