
こんにちは、今回芦屋で6月に開業する馬庭と言います。
今回も前回と引き続いて韓国での学会でのお話をしようと思います。
海外遠征・・・・・気づいたら、毎年1年に2回以上は行っているかもしれません。
昔は、イタリアに行くことが多かったですが、最近は、アメリカや台湾、そして韓国の勉強会に行くことが多くなったかもしれません。
アメリカに行った時には、ハーバードでの研修の前に、ボストンの入国審査に引っかかり、1時間くらい拘束された際には、さすがに焦りました。一人で海外研修に行くのは、いろいろなことがあるものだな、と肝を冷やしたこともいい思い出です・・笑
最近は、アジアに行くことが多くなった気がします。
なぜ、アジアが増えたかというと、欧米の有名な先生を招集できるアジアの企業が増えてきたことに起因すると考えられます。
10年くらい前までは、欧米まで行かないとその考えや技術、勘所が手に入らなかったように思いますが、今は、ネットの時代になって簡単に世界の情報にアクセスできるようになったこと、そしてそのテクニックの習得に関しては、アジアの国に行けば、欧米の有名な先生を招聘できる力を持った企業が多くなったために、昔みたいに遠くに行かずとも情報と技術が手に入りやすくなったと思います。
これは、素晴らしいことだと思います!
なんだかんだ言って時差の問題や、食事の問題はあるため、日本の近い国の方が嬉しいのはあります。特に年齢が上がってくると、時差の問題がシビアに体に響いてきます・・・。
それでは、実習に関して話していきます。
今回、私が個人的に興味があったのは、希望者だけが受けることができるユング先生の講義と実習でした。この先生は、チューリッヒ大学といってスイスの大学の先生になります。実際は、インプラント科の教授の先生になるのですが、世界のさまざまな重要な要職についており、世界の歯科界の中心に近いところにいる先生です。論文も何十本も出しており、いつかその内容を聞いてみたい、と思っておりました。
講義や実習自体は、インプラント周囲の骨造成でした。実習も日本では、取り扱うことのできない材料をつかって実習をさせていただきました。実際もし日本でその材料を臨床応用する時期がくれば、おそらく最初の頃は少し扱いに苦慮する可能性がある材料だと思いましたが、臨床成績も良好でまたコンセプトもとても良いものなので、今後日本でも使うことができるようになれば、是非ともつかってみたい材料だな、と思いました。
豚顎での実習後ユング先生に実習後の状態もみてもらいましたが、すばらしい、エクセレント、さすがだ!という声をいただきました笑(向こうの先生は褒めるのが上手いです)
受講生は、日本だけでなく、中国人、インド、香港、韓国、私の横の先生はニュージーランドの口腔外科の先生でした。
講義はもちろん英語で日本語通訳はありません。果たして、何割理解できていたかは、謎ですが・・^^;